腹部形成術8 分で読めます
腹部形成術のリスクと合併症:起こりうることとリスクを下げる方法
腹部形成術は大きな手術であり、どの手術とも同じようにリスクがあります。多くの方は深刻な問題なく回復しますが、何が正常で、何が合併症なのか、どんなサインがあれば外科医に連絡すべきかを知っておくと安心です。このガイドでは、漿液腫、出血、傷の治り、血栓、傷あと、そして手術をより安全にするための対策を説明します。

30秒でわかる要点
- 健康で十分に準備した方では、重い合併症はまれです。
- 皮膚の下に液体がたまる漿液腫はよくある問題で、多くは針で抜きます。
- 喫煙は傷の治りが悪くなるリスクを大きく高めます。
- 血栓はまれですが重大で、早めの歩行と圧迫が予防に役立ちます。
- 発熱、片側の腫れ、ふくらはぎの痛み、息苦しさがあればすぐ外科医へ連絡を。
施術の基本データ
- 手術時間2–4 時間
- 仕事復帰2–3 週間
- 入院期間1–3 日
- 料金カウンセリング時にご案内
腹部形成術のリスクはどのくらい?
腹部形成術では、お腹の余分な皮膚と脂肪を取り除き、多くの場合、離れてしまった腹直筋を縫い合わせます。全身麻酔で行い、数時間かかるため、脂肪吸引よりも大きな手術です。
健康で十分に準備した方では、重い合併症はまれです。小さな液体のたまりや、傷あとの一部の治りが遅いといった軽い問題はより多く見られますが、たいていは再手術なしで対処できます。個人のリスクは、主に健康状態、体重、喫煙、手術の範囲によって決まります。
正常な経過と本当の合併症
次のようなことは想定内の回復過程で、何かがうまくいかなかったという意味ではありません。
- お腹のむくみ。数週間から数か月かけてゆっくり引いていきます。
- あざや突っ張る感じ。特に背筋を伸ばしたときに感じます。
- おへその下の皮膚のしびれ。多くは数か月かけて改善しますが、一部残ることもあります。
- 最初の数日の痛み。医師が処方する薬で和らげます。
- 最初の数週間のだるさ。
この通常の経過を超えるものが合併症です。主なものを表にまとめました。
漿液腫
- どのように現れるか
- 傷あとの上の、柔らかく波打つような腫れ
- 一般的な対処
- 針で吸引。繰り返すこともある
血腫
- どのように現れるか
- 張りのある痛い紫色の腫れ。早い時期に多い
- 一般的な対処
- 小さなものは吸収され、大きなものは排出する
創離開
- どのように現れるか
- 傷あとの一部が開く、または治りが遅い
- 一般的な対処
- ガーゼ交換。まれに小さな修正
感染
- どのように現れるか
- 赤み、熱感、分泌物、発熱
- 一般的な対処
- 医師が選ぶ抗菌薬。ときに排膿
深部静脈血栓症
- どのように現れるか
- ふくらはぎの痛みと腫れ。息苦しさは緊急事態
- 一般的な対処
- 速やかな医療対応
傷あと・形の問題
- どのように現れるか
- 厚い傷あと、両端の小さな膨らみ、左右差
- 一般的な対処
- 傷あとのケア。組織が落ち着いてから修正
漿液腫と血腫:皮膚の下にたまる液体
漿液腫とは、皮膚を腹壁からはがした空間にたまる透明な液体のことです。腹部形成術後に最もよく見られる問題の一つです。ふつうは最初の数週間に、押すと水袋のように動く柔らかい腫れとして現れます。
予防のため、外科医は最初の数日間細いドレーンを入れ、圧迫用の腹帯を指示し、ときにはその空間を閉じる内側の縫合を行います。それでも漿液腫ができた場合は、外科医が診察室で針を使って液体を抜きます。たまらなくなるまで何度か繰り返すこともあります。
血腫とは血液のたまりです。通常は手術の翌日か翌々日に、張って痛む紫色の部分として気づかれます。小さなものは体が吸収し、大きなものは排出します。血液の固まり方に影響する薬やサプリメントを手術前に中止するのも、これが理由の一つです。ただし、必ず医師と相談したうえで行います。
傷の治りの問題と感染
腹部形成術では皮膚を下へ引き、ある程度の張力をかけて縫い合わせます。傷あとの中央は血流が最も弱いため、治りの遅れや小さな開きはここに起こりやすくなります。多くは定期的な処置で数週間のうちに閉じます。
まれに、皮膚や脂肪の小さな範囲が生き残れず(壊死)、長めの治療や小さな処置が必要になることがあります。喫煙やあらゆる形のニコチンは細い血管を縮めるため、このリスクを大きく高めます。糖尿病、高いBMI、お腹の古い傷あとも影響します。
感染はまれです。赤みの広がり、熱感、膿、発熱がサインです。医師が選ぶ抗菌薬で治療し、膿がたまった場合は排膿します。

血栓:まれだが重大なリスク
長時間の手術のあと体を動かさない時間が続くと、脚の静脈に血の塊ができるリスクが高まります(深部静脈血栓症)。その一部が肺に流れると(肺塞栓症)、命にかかわります。まれではありますが、外科医が予防を重視する最大の理由です。
予防としては、脚に弾性ストッキングや空気圧の装置を着ける、手術の数時間後から歩く、リスクの高い方には医師が処方する抗凝固の注射を行う、などが一般的です。リスクは手術前に評価され、過去の血栓、ホルモン系の避妊薬、肥満、長時間のフライト、同時に行う手術などが考慮されます。手術後に飛行機で帰国する場合は、いつ飛んでも安全か、機内でどう体を動かせばよいかを確認してください。
傷あと・おへそ・お腹の形
腹部形成術では必ず下腹部に長い傷あとが残り、通常の腹部形成術ではおへその周りにも傷あとができます。最初は赤く硬いものの、多くは12〜18か月かけて色が薄くなり平らになります。人によっては厚く盛り上がることがあり、シリコン製品、紫外線対策、必要に応じて医師による治療が役立ちます。
そのほかに起こりうる問題:
- 傷あとの両端にできる小さな皮膚の膨らみ(いわゆるドッグイヤー)
- 大きすぎる、小さすぎる、少しずれて見えるおへそ
- 上腹部やわき腹のわずかな左右差や残ったふくらみ
- 筋肉の縫合がゆるんだ場合のお腹のふくらみの再発(例えばその後の妊娠のあと)
これらの多くは小さな修正手術で改善でき、通常はむくみが引いた手術後6〜12か月以降に行います。手術そのものについては腹部形成術のページで詳しくご覧いただけます。
リスクが高いのはどんな人か、どう下げるか
合併症のリスクは一般に、喫煙者、BMIが高い方、糖尿病のコントロールが不十分な方、心臓や肺の病気、血液凝固の異常がある方、過去にお腹の大きな手術を受けた方で高くなります。腹部形成術を他の手術と組み合わせると麻酔時間が長くなり、これもリスクを高めることがあります。
リスクを下げるもの:
- 正直な病歴の申告と、手術前の十分な検査
- 外科医の指示どおり、手術の前後に十分な期間たばことニコチンをやめること
- 手術前に体重が安定していること
- 血液をさらさらにする薬やサプリメントの中止は、必ず医師の指示で行うこと
- 早めの歩行、圧迫用の腹帯、術後の定期診察
片側だけ痛みや腫れが強くなる、発熱、傷からの分泌物、ふくらはぎの痛みと腫れ、突然の息苦しさや胸の痛みがあれば、すぐに外科医へ連絡してください。

City Medical Centreでの安全対策
City Medical Centreでは、従来型の腹部形成術と、腹直筋離開の修復を伴うミニ腹部形成術を行っています。手術前には外科医が診察して禁忌がないかを確認し、凝固検査を含む血液検査、心電図、胸部X線検査を行います。手術は全身麻酔で行い、その後1〜3日間、医師の管理のもとで入院します。圧迫用の腹帯は約6〜8週間着用し、約1週間後、3か月後、6か月後に診察を受けます。
当クリニックは海外からの患者さんを受け入れています。初回のカウンセリングは無料で、オンラインでも受けられます。お腹の写真を送り、健康状態を伝えたうえで、ご自身のリスクについてご相談ください。医師が状態を評価したうえで費用をお伝えし、その金額は契約書に明記されます。最初のメッセージから回復が終わるまで専任のコーディネーターがサポートし、Telegramで質問を送ることもできます。詳しくは腹部形成術のページをご覧ください。
回復までの一般的な流れ
- 1~3日医師の管理のもとで入院。ドレーンは通常2日後に抜きます
- 7日抜糸
- 2~3週間デスクワークに復帰
- 30日腫れの大部分が引きます
- 1.5~2か月圧迫ベルトの着用期間。腫れと突っ張り感が消え、途中段階の仕上がりに
- 3~6か月最終的なボディライン
出典
よくある質問
腹部形成術後に最も多い合併症は何ですか?
皮膚の下に透明な液体がたまる漿液腫は、最も多いものの一つです。傷あとの上に柔らかく波打つような腫れとして感じられます。外科医はふつう診察室で針を使って抜き、何度か繰り返すこともあります。ドレーン、圧迫用の腹帯、内側の縫合が予防に役立ちます。
傷が感染しているかどうかは、どうすればわかりますか?
広がる赤み、熱感、強くなる痛み、傷からの膿や嫌なにおい、発熱が注意すべきサインです。気づいたら早めに外科医へ連絡してください。感染はまれで、通常は医師が選ぶ抗菌薬で治療し、ときに排膿を行います。
なぜ外科医は禁煙をこれほど強く求めるのですか?
ニコチンは皮膚を養う細い血管を縮めます。腹部形成術後の皮膚は引き伸ばされて血流が弱くなっているため、喫煙者では治りの遅れ、傷の開き、皮膚の一部が失われるリスクがずっと高くなります。通常、手術の前後に十分な期間の禁煙が求められます。
腹部形成術後のしびれは一生残りますか?
手術で細い神経が切れるため、おへそと傷あとの間の皮膚のしびれはよく見られます。感覚は数か月かけて少しずつ戻ることが多いものの、多少の鈍さが残る場合もあります。通常は害がなく、お腹の働きには影響しません。
気になる傷あとやおへそは後から修正できますか?
多くの場合できます。厚い傷あと、両端の小さな膨らみ、形の整わないおへそは、傷あとの治療や小さな修正で改善できることが多いです。外科医はふつう、むくみが引いて傷あとが成熟するまで6〜12か月待ってから判断します。
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- 初回カウンセリングは無料、オンラインでも受けられます
- 費用は診察後に医師がお伝えし、契約書で確定します
- 担当コーディネーターが最初のご連絡から回復までサポートします
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