PRP・SVFによる関節治療の費用:何に支払うのか、見積もりの比べ方
関節注射の料金はクリニックによって大きく異なり、含まれる内容がそろっていないため比較が難しいのが実情です。この記事では、PRPとSVFの料金が違う理由、関節の数や施術回数で総額がどう変わるか、事前に必要になりうる検査、治療に通常含まれる内容、そして決める前に個別の治療計画を受け取る方法を説明します。
PRP・SVFによる関節治療の費用を決めるもの
関節注射の料金は、注射器と医師の時間だけで決まるものではありません。材料をどのように採取・調製するか、注射をどのように誘導するか、何か所の関節を治療するか、治療後に医師がどこまで経過を見てくれるかが反映されています。片方は治療コース全体、もう片方は注射1回分だけの見積もり、という理由で金額が大きく違って見えることもあります。
料金に影響する主な要素は次のとおりです。
- 治療法:ご自身の血液から作るPRPか、少量の脂肪組織から作るSVFか
- 治療する関節の数と、予定している施術回数
- 判断の前に必要な画像検査や血液検査
- すべての注射を超音波ガイド下で行うかどうか
- 調製に使うシステムと検査室での作業
- 経過観察の診察と、医師がどのくらいの期間フォローしてくれるか
これらは患者さんごとに異なるため、適正な料金は、医師が画像を確認し関節を診察したあとでなければ提示できません。
PRPとSVF:治療法によって料金が違う理由
PRP(多血小板血漿)は、ご自身の血液を少量使って作ります。血液を遠心分離し、血小板と成長因子を多く含む血漿を取り出して関節に注入します。全体の流れは通常1時間もかかりません。
SVF(間質血管細胞群)は工程が多くなります。局所麻酔をして、多くはお腹や太ももの内側から小さな穿刺で少量の脂肪組織を採取します。その組織を処理して、組織の修復に関わる細胞の集まりを取り出し、ご自身の血漿と合わせて注入します。時間も機器もスタッフの手間も多くかかるため、SVFは一般にPRPより費用が高くなります。
| PRP | SVF | |
|---|---|---|
| もとになる材料 | 少量のご自身の血液 | 少量の脂肪組織と血漿 |
| 追加の処置 | 採血のみ | 局所麻酔下での組織採取 |
| 一般的な流れ | 注射1〜3回のことが多い | 通常は1日で完了 |
| 検討されることが多い段階 | 比較的早い段階の変化、痛み、炎症 | より進んだ変化、長めの効果を目指す場合 |
| 相対的な費用 | 1回あたりは低め | 日帰り処置として高め |
どちらの治療法も研究はまだ続いています。痛みが和らぎ動きやすくなったと感じる患者さんは多いものの、結果には個人差があり、すり減った関節を作り直すものではなく、変形性関節症のすべての段階に向いているわけでもありません。
関節の数、施術回数、治療期間
二つの請求額の差は、治療法よりも治療の範囲から生まれることがよくあります。両膝の治療は片膝より費用がかかりますが、カウンセリング、採血、組織採取などの工程は共通なので、2か所目の関節で増える費用は1か所目より少ないのが一般的です。
PRPでは、1回だけでなく数週間おきに数回注射する短いコースを組むことが多く、効果が薄れてきた場合に後日くり返す患者さんもいます。SVFでは、通常1日で材料を調製して注入します。見積もりを比べるときは、料金に何回分の注射が含まれているか、再治療の場合は全額かかるのかを確認しましょう。
治療前に必要な検査
医師は関節の状態を見ずに、PRP、SVF、あるいは別の選択肢を決めることはできません。状況によっては次のような検査が必要になります。
- 関節のすき間や骨の変化を確認するためのレントゲン
- 軟骨、半月板、軟部組織を見るためのMRI
- 関節とその周りの腱の超音波検査
- 感染症、血液が固まりにくい病気、炎症性の病気がないかを調べる血液検査
最近撮った画像があれば、それを使えることも多く、費用と時間の節約になります。City Medical Centreでは画像の確認は無料で、来院前に送っていただくこともできます。
治療に通常含まれる内容
わかりやすい見積もりには、すべての工程が書かれています。再生医療による関節治療では、通常次のものが含まれます。
- カウンセリング、診察、画像の確認
- 採血とPRPの調製
- SVFの場合は、局所麻酔下での組織採取とその処理
- 注射そのもの(正確に届けるため、できれば超音波ガイド下で)
- 保護テープなどの処置と、最初の数週間の動き方についての助言
- 関節の反応を確認するための経過観察の診察
City Medical Centreでは、すべての注射を超音波ガイド下で行い、処置は入院なしの日帰りで、1か月後、3か月後、6か月後に経過観察の診察を予定しています。治療法について詳しくは関節治療のページをご覧ください。
払いすぎないための見積もりの比べ方
いちばん安い見積もりがいちばんお得とは限らず、いちばん高いものがいちばん丁寧とも限りません。公平に比べるために、どのクリニックにも同じ質問をしてみましょう。
- 私の関節と進行度には、どの治療法を勧めますか。その理由は?
- 料金には何回分の注射が含まれますか?
- 注射は超音波ガイド下で行いますか?
- カウンセリング、画像の確認、経過観察は含まれていますか?
- 期待したほど効果が出なかった場合はどうなりますか?
結果を保証する、軟骨が再生する、完治するといった宣伝には注意が必要です。信頼できるクリニックは、効果が病気の進行度、体重、活動量などによって変わることを説明します。禁忌も確認しましょう。活動性の感染症、がん、妊娠、血液凝固の異常、一部の重い慢性疾患がある場合は、治療を受けられないことがあります。
City Medical Centreで個別の治療計画を受け取る
City Medical Centreは海外からの患者さんを受け入れており、膝、股関節、肩、足首、肘、手の小さな関節をPRPとSVFで治療しています。初回のカウンセリングは無料で、オンラインでも受けられます。レントゲン、MRI、超音波検査の結果を送り、症状を教えてください。医師が第三者の立場で評価し、再生医療による治療があなたに適しているかどうかをお伝えします。
適していると判断した場合は、医師が治療法、関節の数、注射の回数を提案し、費用をお伝えします。その金額は契約書に明記されます。最初のメッセージから最後の経過観察まで専任のコーディネーターがサポートし、画像やご質問はWhatsAppで送ることができます。詳しくは関節治療のページをご覧ください。
出典
- AAOS OrthoInfo — Platelet-Rich Plasma (PRP)
- Versus Arthritis — Osteoarthritis of the knee
- Boada-Pladellorens A. et al. Stromal vascular fraction therapy for knee osteoarthritis: a systematic review. Ther Adv Musculoskelet Dis, 2022 (PMC)
よくある質問
関節へのPRP注射はいくらかかりますか?
治療する関節、コース内の注射回数、超音波ガイドを使うかどうか、カウンセリングや経過観察が含まれるかどうかによって変わります。PRP 1回の料金は、通常SVFの処置より低めです。正確な料金は、医師が画像を確認したあとにお伝えします。
SVFの細胞治療はなぜPRPより高いのですか?
SVFには追加の処置が必要だからです。局所麻酔で少量の脂肪組織を採取し、それを処理して細胞成分を取り出し、ご自身の血漿と合わせます。血液からPRPを作るよりも時間、機器、スタッフの手間がかかるため、費用が高くなります。
注射の前の検査費用はかかりますか?
新たにレントゲン、MRI、血液検査が必要な場合は、受ける場所によって、通常は別料金になります。お手元にある最近の画像を使えることも多くあります。City Medical Centreでは、カウンセリングとお手持ちの画像の確認は無料です。
何回分の施術料金がかかりますか?
PRPでは、数週間おきに1〜3回の注射を計画することが多く、後日くり返す患者さんもいます。SVFは通常1日で行います。回数は関節、病気の進行度、治療への反応によって変わり、診察のうえで医師が決めます。
2か所の関節を治療すると、1か所あたりは安くなりますか?
多くの場合、安くなります。カウンセリング、採血、SVFの場合の組織採取などの工程が共通なので、2か所目で増える費用は1か所目より少ないのが一般的です。両方を同時に治療すべきかどうかは、画像を確認したうえで医師が判断します。
ご自身のケースについてご質問はありませんか?無料カウンセリング
お名前と電話番号をお送りいただければ、コーディネーターから折り返しご連絡します。写真やご質問は WhatsApp でもお送りいただけます。
- 初回カウンセリングは無料、オンラインでも受けられます
- 費用は診察後に医師がお伝えし、契約書で確定します
- 担当コーディネーターが最初のご連絡から回復までサポートします
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